2018.11.17

法律相談が必要になるよくある男女間のトラブル事例

ネットが原因の男女間のトラブルは、大きく分けて二つあります。
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まず一つ目は、金銭上のトラブルです。

もちろん、同性であってもこの種のトラブルは起こる可能性がありますが、特に男女間の場合は、「恋愛感情」が入ってくることでより複雑化することになります。
 
主な金銭トラブルとしては、「貸したお金が返ってこない」というものですが一般的ですが、親しくなった男女間の場合には、特徴があります。

それは、お金のやりとりについて、一方は「貸した」と思い、もう一方は「もらった」と認識が特に強い点です。ここに、トラブルの根っこがあると思います。
 
このような状況が生まれる背景としては、「お金が急に必要になった」と言われ、相手に好意を持ったことで、「この人に頼られている。力になりたい」という気持ちが後押しとなった点です。その結果、思わず金銭的な援助をしてしまうということになるのです。
 
その結果、お金のやりとりに対して、相手は「もらった」と主張し、こちらは「貸した」という認識の違いが生じてくるのです。当然、「借用書」の類は交わしていませんので、水掛け論になってしまいます。

もう一つは、不貞の問題です。

相手に配偶者がいない場合は、特に問題はありませんが、もし配偶者がいて、肉体関係を持った場合には、「不貞行為」となります。この結果、どのような問題が生じてくるかというと、相手の配偶者から損害賠償を請求される場合があるのです。

ここで、結婚していることを相手が隠していて、さらに自分が十分注意していても相手の結婚の事実がわからなかったと証明できれば、請求を逃れる可能性があります。
 
一方で、相手が悪意を持って近づき、肉体関係をもった時点で、相手の配偶者が出てきて「損害賠償を支払え」といったケースがないわけではありません。昔から古典的に使われている、いわゆる「美人局(つつもたせ)」、今風に言えば「ハニートラップ」に近いやり方です。
 
今までの例は、刑事的な事案ではなく、あくまでも個人間で解決する民事的な事案でしたが、もし肉体関係をもった相手が18歳未満だった場合には、各都道府県が制定している「青少年保護育成条例」に抵触する可能性がありますから、十分注意する必要があります。