更新:2023.08.25
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【サービス終了】サイバーエージェントがリリースしたQunmeってどんなアプリ?


【Qunmeはサービス終了しました】
サイバーエージェントグループが新たにリリースした恋活アプリ『Qunme(キュンミー)』をご存知でしょうか?
何でも従来のマッチング型アプリにはない人工知能を搭載した珍しいタイプの恋活アプリなのだとか。
ここでは注目のQunme(キュンミー)の機能とメリデメについてご紹介していきたいと思います。

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Qunme(キュンミー)とは

『タップル誕生』『CrossMe』など、数々の大ヒットアプリを開発したことでも知られるあのサイバーエージェントグループがリリースしたQunme(キュンミー)はこれまでにない人工知能を使った恋活アプリとなっています。
コンピューターシステムが無くてはならない存在となった今のネット社会では人工知能を使った商品、技術、サービスもたくさん登場していますので、恋活アプリに人工知能が使われても何ら不思議なことではありません。
ただ、Qunme(キュンミー)がリリースされたのは9月14日とまだ1ヵ月ほどしか経っていないため、巷で話題となっている恋活アプリと比較すると知名度的にはまだまだ低いと言いますか、これからに期待!という感じのアプリなので「色んな出会い系をやって飽きちゃったのでたまにはちょっと違うタイプも試してみたい」くらいの気持ちで探している人にはおすすめできますが、本気でガッツリやり込みたい人にはちょっとプッシュしにくいサービスです。

Qunme(キュンミー)の特徴

Qunme(キュンミー)はサイバーエージェントの子会社であるアプリボットライフスタイルが開発運営しているサービスなので信頼性、安心感の点においてはほかの出会い系よりも上回っています。
どこの運営会社が作ったのか分からないようなサービスに登録するよりかは安全性の高いアプリであることは間違いでしょう。
またQunme(キュンミー)ではプロフィールを見ていいなと思った異性に「キュン(いいね!機能)」を押して、お互いにいいなと思ったらマッチング成立となります。
この辺は従来のマッチングアプリと同じやり方ですね。
ただ、このキュン機能がなくてもマッチングすることは可能です。
むしろキュン機能を使わずにマッチングすることの方が多いくらいなので、ほかのマッチングサイトのような感覚でキュンを使いすぎるとすぐポイントが無くなってしまいます。(キュン機能については後程詳しく説明させていただきます)
で、ここからが本題ですが、Qunme(キュンミー)最大の特徴とも言える人工知能はどこで登場するのか?ってことですが、普通に異性を検索してマッチングする以外にも「HITOMEBORE」というタイプ診断機能がありまして、ここでは5人の異性を自動的に紹介されて、その中から好みのタイプとそうではないタイプを選んでいきます。すると人工知能があなたの異性のタイプを自動的に学習して、よりあなたのタイプに近い異性を紹介してくれるというわけです。
ちなみに「HITOMEBORE」で紹介された異性に「キュン」を押してもポイントは消費しないので男性にとってはお得な機能だと思います。
しかしこの「HITOMEBORE」の機能、人工知能という点を除けばほかのアプリで目にする「本日のピックアップ」とか「今日の彼女」と内容的には似てるんですよね。
1日1回無料で「キュン」できるとか、ランダムに異性を紹介されるとか、もうシステム的にはまったく同じなので「1日1回無料でいいね!できるんだ」くらいの認識でいいと思います。
そして次に、これがQunme(キュンミー)だけの特徴的なポイントと言えるかもしれませんが、Qunme(キュンミー)ではペアで恋活を楽しむことができます。
アプリの恋活は1人でやるのが普通でしたが、Qunme(キュンミー)では友達同士で参加して、ペアで活動している異性にイベントを提案し、OKをもらえたら4人で食事に行くことができるんです。
恋活アプリの最大の問題点は女性が怖がってなかなか会おうとしてくれないことです。女性の気持ちを考えれば初対面の男性と1対1で会うのは不安になって当然のことですが、メールだけで信用してもらうのってなかなか難しいですよね?
多くの男性がここで躓いていましたが、2対2で食事をするというプランなら女性も参加しやすく、また男性も友人と一緒なので会話が弾みやすいというメリットがありますよね。
まあ「合コンみたいな感じの雰囲気は苦手」という人にはまったくもって必要のない機能ですが、グループでわいわい盛り上がりたいとか、女性の警戒心を解きたいとか、1対1の会話は苦手という人にはなかなか魅力的なサービスだと思います。

Qunme(キュンミー)のデメリット

ここまでQunme(キュンミー)の基本的な機能、特徴的なポイントについて紹介してきましたが、ここからはデメリットについて解説していきます。

とにかく会員数が少ない

リリースから1ヵ月近くしか経っていないので当然と言えば当然ですが、200万人300万人規模のユーザーを抱える出会い系と比較すると会員数の少なさに物足りなさを感じるかもしれません。(首都圏だけで検索してもだいたい1000人程度しか集まってない)
すぐにでもたくさんの異性と出会いたいという方は大手の出会い系に登録した方が即効性があると思います。

Facebookが無くても登録できる

Facebook連動で身元も確かだから安心!というのが最近の出会い系アプリのスタイルですが、QunmeではFacebook連動と記載していながら実際にはFacebookが無くても登録できる仕様となっています。
まあFacebookと繋がってるからって安心して利用できる保証はどこにもないんですけど、Facebookって実は業者排除に一役かってるんですよ。
Facebookアカウントはメールアドレスひとつあれば作れますけど、だいたいのアプリはアカウントがあるだけじゃ登録できない仕様になってます。友達10人以上とか、交際ステータス未婚のみとか、そういうチェックポイントがあります。(条件を満たしていないFacebookアカウントは登録できない)
でも業者からするとアカウント作って友達10人作ってという作業は結構面倒なんですよね。だったらFacebookを連動させない出会い系に登録した方がスムーズだし楽!ってことになるんです。
なので、Facebookなしでも登録できるというのは後々業者が溢れ返る原因にも繋がるのであまりいいことではありません。

料金が高すぎる

Qunmeの料金プランはほかのサービスと比べて割高となっています。ではどれだけ高いのかそれぞれの料金プランを比較していきましょう。

まずはQunmeの料金プランから。

1ヶ月プラン3400円

3ヶ月プラン 2800円
6ヶ月プラン 2633円
12ヶ月プラン 1817円

同系統のアプリで料金を比較してみましょう。

まずはomiaiから。

1ヶ月プラン3980円

3ヶ月プラン 3880円
6ヶ月プラン 3780円
12ヶ月プラン 2780円

続いてペアーズ。

1ヶ月プラン2980円

3ヶ月プラン 2860円
6ヶ月プラン 2380円
12ヶ月プラン 1898円

Qunmeと同じくサイバーエージェントのアプリ、タップル誕生。

1ヶ月プラン3400円

3ヶ月プラン 2800円
6ヶ月プラン 2634円
12ヶ月プラン 1817円

昨年リリースされたばかりの注目のアプリ、matchbook(マッチブック)。

1ヶ月プラン3980円

3ヶ月プラン 3660円
6ヶ月プラン 2996円
12ヶ月プラン 2415円

という結果になりました。
この中で断トツに高いのはomiai、matchbookですが、これら2つのアプリは既に土台部分が完成しており、omiaiに関しては知名度ユーザー数ともにほかのアプリよりも頭一つ抜きん出ているので、まあこれくらいの料金を取られても仕方ないかという感じはします。(それでも高いですけどね)
ペアーズについてはもう言わずもがなかと思いますが、この中ではユーザー数、料金プランなど総合的に見ても圧倒的に実力のあるアプリだと思います。
それらと比較するとQunmeの料金プランはやや高すぎるという印象があります。
タップルはQunmeとほぼ同額のプランを打ち出していますが、タップルの場合は既に100万人以上の会員数を突破していますし知名度もありますからこれくらいの料金を取るだけの価値はあるでしょう。
その点Qunmeはまだまだ会員数をかき集めなければいけない段階ですから、お試しで利用するにしてもハードルの高い金額かと思います。

人工知能を使える機能が限られている

Qunme最大の売り、そして特徴でもある人工知能ですが、これは「HITOMEBOREタイプ診断」のみ使用されている機能なので、ほかの機能では人工知能の良さを体感することができません。
毎日「HITOMEBOREタイプ診断」をして人工知能を学習させる楽しみはありますが、それをしている間にも異性を検索してメッセージ交換をはじめた方が手っ取り早いです。
ゲーム性があって面白い機能ではありますが、人工知能の良さが一部コンテンツに限定されているのが非常に残念かなと思います。

「キュン」の意味があまりない

Qunmeの特徴にて少し触れましたが、キュンははっきり言って意味のない機能です。マッチングアプリでは大抵「いいね!」という機能があり、これに対して返信があった場合にはじめてマッチング成立となります。
マッチング成立となればメール機能が解放されてその女性とのやりとりをスタートさせることができますが、マッチング成立に至らなかった場合は永久にやりとりを開始することはできません。
キュン機能もそれと同じかと思いきや、Qunmeではこのマッチング機能自体がそもそも存在せず、気になる女性を見つけたら好きな時にメッセージを送ることができるのです。
「え?じゃあキュンとか送る意味ないじゃん」と思われたかもしれませんが、まったくその通りで、Qunmeの中での「キュン」とはその会員の人気を表すバロメーターのような役割を果たしています。
つまり、キュンが多い会員ほど異性から注目されている人気会員だということです。
「いいね!」の機能と同じようなものですが、マッチング成立のためにキュンを押す必要性はまったくありません。
Qunmeでは気になる女性に初メッセージを送り、このメッセージに対して相手から返信があった場合にはじめてマッチング成立と解釈されます。(キュンに対して返事があった場合もマッチング成立となる)
つまり、初メッセージを送っても女性から返信がなければマッチング不成立ということでその女性に再度メッセージを送ることはできない仕組みとなっているのです。
まあこの点は従来のマッチングアプリにはないアプローチ方法なのでQunmeの魅力とも言えるかもしれませんが、ただここで気になってくるのが「キュン」の存在価値についてですよね。
ちなみにキュンは無料で押せるわけではなく1キュンに対して1キュンポイントを消費します。
手当たり次第にキュンを押していたらあっという間にポイントが無くなるというわけですね。
まあポイント消費してまでキュンを押す価値があるのかどうかについては、まだ会員数も少ないQunmeでは分かりかねる部分ではありますが、現段階ではそれほど重要な役割を果たしていない機能じゃないかと思われます。

iOS版しかリリースされていない

Qunmeは現時点ではiOS版しか販売されていないため、Android並びにPC、iPadでは利用することができません。
現在Android版を開発中で近日中に公開されるとのことですが、今すぐ利用されたいAndroidユーザーにとってはかなり大きなダメージです。

まとめ

Qunmeにはほかの出会い系にはない機能性も結構詰め込まれているので、新しいアプリを探している人には楽しんでもらえるかもしれませんが、何せ会員数が少ないという致命的な問題があるので、今は様子を見てこれからの成長に期待したいところです。