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マッチングアプリでできた恋人をどう親に紹介すべきか?
恋人作りの手段として定着してきたマッチングアプリ。
それをきっかけに結婚する人も多くなってきました。
もっとも、結婚が決まったカップルのなかには「親にどう紹介しようか…」と悩んでいる人もいるようです。
そこでこの記事では、マッチングアプリでできた恋人をどう親に紹介すべきか、という点について紹介していきます。
マッチングアプリの件を隠す必要はない
まず最初にお伝えしたいのは、「マッチングアプリの件を親に隠す必要はない」ということ。
今の50代・60代の多くがマッチングアプリ経由での恋愛は未経験でしょう。
しかしながら、マッチングアプリそのものはやましいものではなく、新しい出会いの形態が一つ増えただけのこと。
時代とともに人々の生活様式が変化するのは世の常です。
実際、祖父母の世代はお見合い結婚が主流だったわけですが、親世代は自由恋愛が主な出会いの形に変わっています。
それと類似のことが今起こっているだけなので、親に紹介する際も堂々と「マッチングアプリで知り合った。最近ではごく普通のことだよ」と言えばいいのです。
実は非常に多いマッチングアプリの利用者
*引用:MMD研究所
上の画像はマッチングアプリでの出会いが一般的になってきたことを示すデータです。
スマートフォン、タブレットを中心とした消費者動向や市場調査を行っているMMD研究所が20~40代の男女を対象にアンケートを行いました。
「マッチングアプリの利用はあるか?」という質問に対して、2022年は全体の78.2%が「YES」と回答。
コロナ禍で自由に外出できないなか、「自宅にいながら恋活・婚活をする」というスタイルに拍車がかかったと思われます。
また、「マッチングアプリで付き合ったまたは結婚した経験があるか」という質問については、下図の通りです。
全体の38.4%がマッチングアプリ経由での交際や結婚を経験しています。
以上のデータから、マッチングアプリ経験での交際・結婚はもはやごく普通のものになっているといえるのです。
人柄の良さを先に伝えることが重要
当然のことですが、親は子供の幸せを願っています。
したがって、親に紹介するなら恋人の人柄の良さを先に伝えるのがコツ。
「そんなにいい人なら安心」と思わせたところでマッチングアプリ経由であることを説明すれば、親の拒絶反応はほとんど出ません。
また、お互いがどれほど大事に思っているかも先に伝えるようにしましょう。
親に紹介する際に隠した方がいい場合もある
ご紹介した通り、マッチングアプリ経由での交際や結婚はごく普通のことであり、親に紹介する際に隠す必要はありません。
しかしながら、両家の親・親族が次のような場合は少々考えものです。
- ●親がマッチングアプリで苦い経験をしている
- ●非常に厳格
- ●田舎に住んでいる
- ●宗教上の理由
親がマッチングアプリで苦い経験をしている
世代的に少ないとは思いますが、両家の親・親族のなかにマッチングアプリ経由で交際・結婚はして苦い経験をした人がいるかもしれません。(離婚、DV、結婚詐欺など)
身内にこのような話があると、親族全体が「マッチングアプリなんて怪しいものを使ってはダメだ」と思い込みがち。
実際には合コンやお見合いでも苦い経験は起こりえるわけですが、マッチングアプリでの出会いは比較的新しいだけに否定的にとられることがあるのです。
非常に厳格
両家が非常に厳格な場合も注意が必要。
うかつに親に紹介すると、「インターネットでの出会いなんて!昔は~」と、20年以上前の常識を持ち出してきます。
厳格であることは決して悪いことではありません。
しかしながら、子供が新しいものを親に紹介するとアレルギー反応を起こすことがあるのです。
田舎に住んでいる
一般的に、都会で暮らす人は新しいもの好きで理解があります。
逆に田舎で暮らす人は普段から新しいものに触れる機会が少なく、「何も変わらないこと」に安心する傾向が。
そのため、マッチングアプリの利用という時代の変化を嫌う可能性があるのです。
また、このケースでは両親・親族だけでなく、その地域全体のことを考慮すべき。
両親・親族がマッチングアプリに対して肯定的であっても、近所の人が否定的であれこれと陰口をいうかもしれません。
宗教上の理由
家族ぐるみで宗教に入信している人もいることでしょう。
宗教によっては「恋愛は信者同士が望ましい」と教えるところもあり、親がそれを信じ切っている場合があります。
信仰心を持つことは自由であり決して悪くはないのですが、それが理由で親に紹介しにくいことがあるのも事実なのです。
親に紹介する時の馴れ初め例
前述した通り、マッチングアプリのことを隠して親に紹介した方が無難な場合もあります。
かと言って、親に対して大嘘をつくのも気が引けることでしょう。
そこで編集部は次の2つをおすすめします。
- ●交流会で知り合った
- ●知人の紹介
交流会で知り合った
親世代がマッチングアプリに難所を示すのは、それがネット上の出会いであり、自分たちが経験していないからです。
出会いとは直接顔を合わせることから始まるという固定観念があるので、そこをケアすれば問題ありません。
したがって、マッチングアプリを交流会という表現に変え、いかにも直接顔を合わせたように思わせるのがコツ。
「様々な人が集まって交流する会に参加したときに出会った」と説明すれば、それ以上のことは突っ込まれないでしょう。
知人の紹介
マッチングアプリを人に見立て、「知人から紹介された」と説明するのも良い手です。
仮に「知人て誰?」と母親から聞かれても、「お母さんの知らない人だよ」と、サラっと答えればOK。
事実と異なる説明をする時は、語れば語るほどボロが出やすくなるので、端的に答えて終わりにするのが一番なのです。
恋人を親に紹介する前にやっておくべきこと
ここまでは「マッチングアプリでできた恋人をどう親に紹介すべきか?」という点について説明してきました。
しかし、マッチングアプリ経由であれ何であれ、恋人を親に紹介する前に恋人同士でやっておかなければならないことがあります。
それは次の3点です。
- ●結婚について話し合っておく
- ●親の性格や嫌がることを恋人に説明しておく
- ●手土産を選んであげる
結婚について話し合っておく
恋人を親に紹介したとき、空気の読めない親が「じゃあ、二人は結婚を考えているの?」と聞いてしまうことがあります。
ドラマでお馴染みの気まずいシチュエーションですが、実際に起こってしまうのが怖いところ。
突然質問された恋人は返答に困るでしょうから、そうならないように事前に二人で結婚について話し合っておくべきです。
親の性格や嫌がることを恋人に説明しておく
男性が彼女を親に紹介した場合、母親は大切な息子を取られた気持ちになり、彼女に対して多少なりとも嫉妬心をいだきます。
その結果、実際に会ったときに彼女のことをネガティブな目でみがち。
少しでも気に入らない点をみつけると、「息子にはふさわしくない」と考えてしまいます。
したがって、親の性格や嫌がる点などを事前に彼女にレクチャーしておくのが効果的。
親世代は何かと第一印象にこだわる傾向があるので、彼女がミスしないようにポイントをしっかり教えてあげるのです。
ちなみに、親からマイナス評価を受けやすいのは次のような点です。
- ●ネイル
- ●派手なヘアカラー
- ●ロングヘアー
- ●露出度の高い服装
- ●濃い化粧
今の親世代は戦後の厳しい時代に生まれ、団塊の世代として仕事に打ち込んできた人たち。
倹約と真面目さで日本の復興と発展に大きく貢献したという自負があるので、着飾った若い女性をみるとイラっとしてしまうのです。
手土産を選んであげる
古い日本の慣習として、目上の人に初対面の挨拶に伺う時は手土産を持っていく、というものがあります。
したがって、彼女を親に紹介するときは親の好みを良く知る自分自身が手土産を選んであげるべき。
とくに母親への手土産は重要なので、少々お金をかけてでも母親用と父親用に分けて選ぶようにしましょう。
まとめ
この記事では、マッチングアプリでできた恋人をどう親に紹介すべきか?という点についてご紹介しました。
恋人の良さをしっかり伝えてからであれば、馴れ初めがマッチングアプリであってもそれほど嫌がられないはず。
ただし、両親が厳格だったり田舎暮らしだったりすると、マッチングアプリとは言わない方が無難です。
その場合は、「交流会」や「知人の紹介」と端的に説明し、さっさと話題を変えるようにしましょう。