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【結婚式で報告】出会いの馴れ初めがマッチングアプリはアリ?
婚活にマッチングアプリを使用する人が増えてきました。
実際に成婚に至るケースも多々あるのですが、困るのは結婚式における馴れ初めの報告。
親族や同僚、友人たちの前で「マッチングアプリで知り合いました」と報告するのは少々勇気がいります。
そこでこの記事では、マッチングアプリ経由で結婚するカップルのために、結婚式で出会いの馴れ初めをどう報告すべきかという点について解説していきます。
マッチングアプリ経由の結婚式は増加中
出典:MMD研究所
上のグラフは、スマートフォン、タブレットを中心とした消費者動向や市場調査を専門とするMMD研究所が行った「恋人探しをする際の出会いの場」に関するアンケート結果です。
20歳~49歳の独身の男女10,000人を対象に行われたものですが、2020年4月以降をみるとマッチングアプリが第一位。
コロナ禍で自由に外出できなくなったことが要因だと思われますが、コロナ禍前の2020年3月以前でみても、マッチングアプリは第三位にランクインしています。
つまり、恋活・婚活のツールとしてマッチングアプリを利用する人が増えており、もはや一般的になりつつあるのです。
結婚式で正直に告白するカップルは少ない
ご紹介した通り、マッチングアプリ経由で交際したカップルは大勢おり、そのなかの何割かは幸せな結婚式を挙げているはず。
しかし、その結婚式で「出会いの馴れ初めはマッチングアプリ」と報告を受けることは極めて稀です。
仕事柄、多くの結婚式に参列している編集部ですが、結婚式で「馴れ初めはマッチングアプリ」と聞いたことは一度しかありません。
というのも、「出会いはマッチングアプリと報告するのは恥ずかしい」と考えるカップルが多いから。
実際、結婚式場の担当者に相談すると、「マッチングアプリとは言わずに別の馴れ初めを報告するといいですよ」と勧められます。
結婚式における出会いの馴れ初めは言い換えが多い
出会いの馴れ初めとして避けられがちなものはマッチングアプリ以外にもあります。
たとえば合コンは「共通の友人からの紹介」と報告されますし、結婚相談所なら「知人を介して」や「趣味の場で知り合った」などと表現されます。
明らかに意図的に言い換えているわけですが、その方が当たり障りがないのも事実。
実際には、結婚式場の担当者が馴れ初めの報告例をいくつも用意しており、その中からもっともらしいものを選ぶカップルがほとんどなのです。
マッチングアプリ経由の場合の報告例
出会いの馴れ初めに言い換えが多いのは前述の通り。
では、マッチングアプリ経由で結婚式を迎えた場合はどのように報告するのがベストなのでしょうか?
「正直に言うのは恥ずかしいが大きく偽るのは気が引ける」というカップルは下記を参考にしてください。
- ●共通の趣味を通して知り合った
- ●交流会で知り合った
- ●共通の知人の紹介
共通の趣味を通して知り合った
マッチングアプリを使って婚活したということを「その期間における趣味だった」ととらえれば、「共通の趣味を通して知り合った」と言い換えることができます。
社会人サークルや習い事から出会いに繋がったカップルは大勢いますから、馴れ初めの報告として違和感はありません。
ちなみに、「どんな趣味?」と突っ込んで聞いてくる人がいたら、「スマホのゲーム」と答えるのがおすすめ。
ゲーム内で知り合った仲間とオフ会をすることは多々ありますから、説明としては筋が通ります。
交流会で知り合った
マッチングアプリは広義の意味でのSNSですから、ヴァーチャルな交流会と解釈することもできます。
現実世界でも「名刺交換会」や「異業種交流会」は頻繁に開催されており、そこに新たな出会いがあるのは事実。
特に新郎新婦が共に営業系の職種の場合は、「交流会で知り合った」と報告するのが賢明です。
共通の知人の紹介
マッチングアプリそのものを人格化して考えると、「共通の知人の紹介」という言い換えができます。
少々苦しい言い換えですが、聞いている側としてはもっとも腑に落ちる馴れ初め。
実際、家族や友人も含めた知人からの紹介は、出会いのきっかけとして非常によくある話です。
結婚式で正直に報告したらどうなる?
編集部は過去に一度だけ、結婚式で「馴れ初めはマッチングアプリ」と聞いたことがあります。
編集部としては「正直なカップルだ」と好感をもちましたが、その場の雰囲気は微妙。
参考までに各出席者のリアクションをご紹介します。(新郎33歳、新婦29歳という結婚式でした)
両家のご両親
両家のご両親は事情を知っていたようで、あまり驚いてはいませんでした。
ただし、馴れ初め報告時は下を向いておられ、少々気まずい様子。
「できれば違った出会い方であってほしかった」という感情がにじみ出ていました。
年齢的にマッチングアプリに馴染みがなく、特殊な出会い方だという認識があったようです。
両家のご親族
両家のご親族のなかには事情を知らない方もいたようで、馴れ初めが報告されたときは若干のざわつきがありました。
50代、60代の方のなかには、「マッチングアプリって何?」と隣の人に聞いている人も。
もっとも、身内のことだけに違和感を露骨に表現する人はおらず、冷静な対応といった印象でした。
友人・同僚
「出会いはマッチングアプリ」ときいてもっともザワついたのは友人・同僚の席です。
3分の1程の人が「え?そうだったの?」と驚きとやや馬鹿にしたような表情。
おそらくはマッチングアプリを使ったことがない人達なのでしょう。
一方、残りの3分の2は「別にいいんじゃん」といった表情。
後で聞いたところ、友人・同僚のなかにもマッチングアプリ経由で結婚した人が数人いました。
まとめ
この記事では、マッチングアプリ経由で結婚するカップルのために、結婚式で出会いの馴れ初めをどう報告すべきかという点についてご紹介しました。
編集部が出席した結婚式をもとに考えると、「出会いはマッチングアプリ」と聞いて驚く人は少なからずいるようです。
とくに中高年の方は違和感を持つようで、瞬間的に微妙な雰囲気になります。
せっかくの結婚式ですから全員に気持ちよく祝ってもらいたいところ。
そう考えると、出会いの馴れ初めはマッチングアプリから他のものに言い換えた方が無難でしょう。