更新:2020.09.01 作成:2020.09.01

【法律コラム】インスタで親しくなった相手と写メ交換後に相手が豹変

josei-sumaho
         
SNSは写真のやり取りも行える便利なツールです。しかし、親しくなった相手に写メを送った途端、態度が豹変して恐怖を感じることもあります。以下の事例は、実際に被害に遭った女性の体験談です。

―私は、Instagramを利用しています。数ヶ月前に、興味のあるジャンルが共通している仲間と交流をしていく中で、特に親しくなった男性と連絡先を交換しました。当初は、Instagramのコメント上で共通の趣味が映画であることから、お互いのお勧めの映画を紹介し合ったり、最近観た映画の感想を交換し合ったりしていました。

しばらくすると、相手の男性から「顔が見たいから写メを交換したい」と提案されました。もちろん抵抗はありましたが、文面から物腰の柔らかさを感じ、共通の趣味である映画の話を続けたかったので、私は自分の顔がはっきりと写った写メを送りました。

すると、それを境に男性から、「今度一緒に映画を観に行こう」と、今までと違って積極的に誘われるようになったのです。私が会うことを丁寧に断ると、「あっそう。じゃあ、あなたの写メと連絡先をネット上にばらまくことになるけど、良い?」と、信じがたい返信がきてしまい、大変な恐怖感を覚えています。

男性には、直ぐに「そんなことはしないで」というお願いのメールをしましたが、以前とは全く違った態度、人柄に豹変し、脅してきます。どのように対処すれば、自分の写メと連絡先を世間にばらされることなく、しかも男性と直接会うことなく、解決することができるでしょうか?―

個人情報をネタにして交際を迫る―SNSでは珍しくないトラブルです。そもそも、直接会ったこともなく、よく知らない人に自分の写真や住所などの個人情報を安易に教えないことが、最大の防御です。

しかし相談者の場合、既に相手が自分の写真と住所を入手しているわけですから、今さら忠告しても「後の祭り」です。

現実問題として、相談者は相手の執拗な誘いや脅しを止めることを一番に望まれていますから、まず男性からのコメントが表示されないような設定をすることです。こうすることで、相手のコメントを見ることがありませんし、その結果こちらから返信をすることもなくなります。
「そのようなことをしても、相手が勝手に自分の写メや個人情報を晒してしまうのでは」と心配されるかもしれません。しかし、むしろ相手とこのままやり取りを続けることの方が、相手が大胆な行動に走る可能性が高いと思います。

なお、今後別の方法で相手がアプローチしてきて、同じような脅しをしてきたら、相手に返信する前に、今までのやり取りをまとめた上で、一度近くの警察署(生活安全課)に相談されることをお勧めします。

編集部コメント

SNS上でしか知らない相手から個人情報をネタにして交際を迫られ、刑事事件の事例は見つかりませんでしたが、「ネットストーカー」行為に発展しそうで不安という体験談はたくさんあります。
SNS上でのやり取りなどは念のため証拠として残しておきましょう。