更新:2020.12.22 作成:2020.12.22

【法律コラム】レンタルキャッシュは危険すぎる!

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レンタルキャッシュとは

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レンタルキャッシュ 個人融資とは

「レンタルキャッシュ」は、個人間で行う金銭貸借の場を提供する掲示板です。金銭的に困っている人には便利なツールですが、貸す人にはリスクがあります。今回は、レンタルキャッシュでお金を貸した方のご相談です。

レンタルキャッシュのトラブル!

―レンタルキャッシュで、金銭的に困っている3人に、それぞれ2万円無利子でお金を貸しましたが、返済日が来ても返してもらえません。

電話やメールで催促しましたが返事はなく、会社に連絡しても在籍していません。緊急連絡先(親)に電話しても、『本人の問題だから知らない』と相手にしてくれません。

相手の免許証や保険証の画像はありますが、このような場合、ネットへ上げて人探しするのは、違法になるのでしょうか?―

レンタルキャッシュは、お金を借りたい人と、融資する人をつなげるための情報サイトです。金銭的に困り、借りるあてがない人には、とてもありがたいツールです。ただし、お金を貸す人にはリスクがあり、十分注意が必要です。

金銭の貸借は、両者が対面し具体的な金額、返済期間などを話し合い、合意すれば、「金銭消費貸借契約書」を作るという流れが一般的です。

今回の場合、正式な契約書はありませんが、金銭の借主と貸主の合意がありますから、契約は成立しています。その上で、借主が期限まで返済していませんから、債務不履行(約束違反)であり、貸主は貸主に請求する権利があります。

ただし、相談者の「相手の免許証や保険証の画像はありますが、このような場合、ネットへ上げて人探しするのは、違法になるのでしょうか?」という考え方には、明確にYESです。

相手方が返済しないからと言って、不特定多数の人が目にする場所に、個人情報を公開することは、相手の名誉を著しく傷つけることになり、名誉棄損に当たります。

ここからは、現実を踏まえた提案です。

相談者は3人に2万円ずつ、合計6万円を貸していることになります。仮に、弁護士にお金の返済をお願いしたとしたら、貸した金額以上の報酬を請求される可能性があります。また、行政書士に「内容証明書」の作成を依頼しても、貸した金額の半分程度の報酬がかかります。しかも、全額返済される保証はありません。

そこで、「内容証明書」を自分で作られたらどうでしょうか。これでしたら、内容証明書の発送に1通当たり1,500円程度で相手方に請求することができます。

内容証明の作成の仕方は以下の《コピペで使える内容証明書》をご活用ください。

ただ内容証明は、あくまでもこちらの主張を相手方に伝達するものであり、返済される保証はありません。

それでも、一度内容証明を送り、どのような反応があるかを確認する必要があります。もし全く反応がなければ、別の手段を考えるか、あるいは高い授業料だと思って諦め、今後の戒めにされることになるかと思います。