更新:2020.06.29 作成:2020.06.29

【法律コラム】女性にお金を払ってしまい後悔-被害男性の体験談

dansei-okane      

出会い系サイトでは、出会った相手に脅されてお金を支払ってしまい、後悔する事例があります。以下の事例は、実際に被害に遭った男性の体験談です。

―お互いに都合の良い「身体の関係」だけで付きあっていける相手を求めて、出会い系サイトに登録し、その旨をプロフィールに記載しました。そうすると、ほどなくしてある女性と知り合うことができ、早速会って、お互いの希望どおり「身体の関係」になりました。

しかし、行為後に相手からお金を請求されました。「話が違う」と抗議をすると、「別に払わんでもいいけど、どうなっても知らんで」と脅しをかけてきました。今考えれば、そんな脅しをまともに受ける必要はなかったのですが、その時は、交際中の彼女のことなど色々なことが脳裏をよぎり、3万円支払って全てから解放されるならと安易に考え、払ってしまいました。弁護士さんに相談して、支払ったお金を返してもらう場を設けたいと思っていますが、こういった相談に相手にしてもらえるのでしょうか?―

 

結論から申し上げれば、一度支払った金銭を返してもらうことは、かなりハードルが高いと言えます。彼女は、「別に払わんでもいいけど、どうなっても知らんで」という言い方をしたようですが、実に巧妙な表現だと思います。

あなたは、この言葉を「脅し」と捉えたようですが、例えば弁護士さんに相談した場合、弁護士さんが彼女の言動を脅し(恐喝)と捉えるかは微妙だと思います。

彼女は、まず「別に払わんでもいいけど」と言っていますが、この表現だけ見ても、「絶対払え」と相手を脅す言い方ではありません。この点も巧妙ですが、その後に「どうなっても知らんで」と言い方をしており、支払わなかった場合に、あなたに対して具体的にどのような不都合な行動を取るかについて言っていません。

そして決定的なのが、彼女のこのような発言が、ボイスレコーダーなどによって残されていないということです。仮に残っていたとしても、あなたは彼女に、嫌々ながらでも、その場でお金を渡しています。この行動は、外形的に見れば、今後のトラブルを回避するための「解決金」と捉えられる可能性があります。

また、もっと現実的なことを言えば、3万円を取り返すために弁護士に依頼した場合、3万円を取り返せても、相談料、着手金、成功報酬などで、ほとんどあなたの手元に現金は戻って来ない可能性があります。

今回の場合、彼女が単独で金銭を請求したようですが、もし彼女が「美人局」で、彼女の背後に反社会的なグループがいた場合、被害額は3万円で済まなかったことも考えられます。3万円の支出は痛いと思いますが、少し高い授業料を払ったと思って、今後の糧にした方が賢明です。

編集部コメント: 対策として

当サイトに寄せられる出会い系サイトの口コミで、「行為後に金銭を要求された」「ホテルに入ってから金銭の交渉をされた」というものはたまにあります。

過去には『レイプされたと警察に言う』と脅され、相手の女性を殺害してしまった事件もあります。
池袋出会いカフェ女子大生殺人事件

対策として、「ホテル代以外の現金や、お財布、クレジットカード類は一切持って行かない」という口コミがあります。手持ちがないと言ってその日はとりあえず帰るように仕向けましょう。いったん落ち着けば、そんな脅しをまともに聞き入れるのは不要だと気付けます。

ちなみに「美人局」の被害に遭ったという口コミは近年ほぼありませんが用心するにこしたことはありません。