出会い系サイトの攻略法

2017.05.09

迷惑メールが大量配信される理由

何の前触れもなく突然届く大量の迷惑メール

心当たりがないのに突然届くようになった迷惑メール。放置していると日増しに数が増えていき、対処しきれないほどの膨大なメールが受信されるようになった……。こんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?
真っ先に疑うのはプロバイダやショッピングサイトから個人情報が漏洩した可能性ですが、実はそればかりが原因とは限りません。
どの組織にも社員名簿や履歴書が存在するように、ネット社会にもアドレス収集を専門とする業者が存在し、その業者が個人情報を各詐欺業者に転売しています。
アドレスを業者から買い取った悪質詐欺グループは手当たり次第に迷惑メールを送って引っ掛かるカモを探し出します。
見事に騙されてしまった人は業者の餌食となり、次なる詐欺を仕掛けられてどんどん破滅へと向かっていくのです。
迷惑メールとはその破滅の道の序章にしか過ぎません。
ここでは迷惑メールが届くそもそもの原因と、悪質業者が個人情報収集
に使っている手口についてご紹介していきます。

迷惑メールを送り付けてくる目的

もちろんメールを送っただけではお金を騙し取ることはできません。
ポイントは迷惑メールの本文にあります。
迷惑メールには大抵別サイトに誘導するためのリンクが張り付けられています。
架空請求の場合は文章のみの場合もありますが、だいたい別サイトに誘導してお金を払わせるというのが王道です。
で、実際にこのURLを踏んで別サイトに飛ぶと有料の出会い系サイトだったりして、登録料や手数料がかかる仕組みとなっています。
もしあなたが既に何かしらのサービスを利用している場合はそのサービスの退会利用や使用料を請求される可能性もありますがこれはすべて嘘デタラメです。
つまり、迷惑メールとはお金を振り込ませるための””入り口””であり、被害者となるカモを集めるための作業なのです。
また、迷惑メールは法律的観点から見ても違法であることは間違いありませんが、匿名で不特定多数の人間に送信できるツールであるがゆえに野放しにされているという側面があります。
メールというエサを撒くだけで勝手に罠に引っ掛かってくれるのですから、詐欺業者にとってこれほど楽でリスクのかからない犯罪はないですよね?なので迷惑メールは今現在も一向に減る気配を見せないのです。
また、メールというツールはインターネットに接続できる環境さえ整っていればすぐにでも使用することができるので、広告費や設備にお金をかけなくても儲けを出すことができます。
迷惑メールという詐欺への認知度が高まっているためにこの手の詐欺自体は減少傾向にあるものの、それでも完全に世の中から消え去ったわけではありません。
また、迷惑メールらしくないメールを送り付けて騙す手口も最近では増えています。
例えば友達を装ってメールしてくる、警察官や弁護士と名乗る人物からメールがくるといった手口ですね。
こういうメールは別サイトに飛ばすようなURLは張り付けていません。ですが、騙されてメールの返信をすると「お金を振り込んで欲しい」とか「このサイトにアクセスして退会処理しなければ違約金が発生する」とかなんとか言って騙し取る方向に持って行きます。
相手はお金を支払わせることが最終目標なので返信しても振り込まなければ実害はないのですが、返信すると確実に今以上に迷惑メールの数が増えることは確かです。

迷惑メールが送られるようになった原因

では、迷惑メールが送られるようになった原因について考えてみましょう。
可能性として考えられるのは以下の通りです。

・スマホにウイルスが感染して電話帳を盗み取られた
・アドレス収集業者のサイトにアクセスしてしまった
・無作為に選んだアドレスにたまたまメールが届いた
・アドレスが売られていた

では順を追ってご説明していきます。

スマホにウイルスが感染して電話帳を盗み取られた

最近もっとも多いケースと言ってもいいかもしれません。
スマホ(特にandroid)はパソコンに比べてセキュリティ対策が不足しており、ここ数年間の間でスマホアプリからアドレス帳を抜き取るという事件が多発しています。
スマホアプリと一言でいってもすべて信頼できるサービスではなく、中は悪意を持って制作されているものもあります。
そういうサービスをインストールしてしまうとスマホ内の情報を丸ごと抜き取られてしまうことはもちろん、スマホ自体にウイルスが感染して使い物にならなくなることもあります。
抜き取られた情報は業者に転売され、買い取った業者から次々と迷惑メールが届くようになります。
こうして日増しに迷惑メールの数が増えていくということです。
ちなみにGmailの連絡先を同期させている場合、スマホだけではなくパソコンにもメールが届くようになりますし、パソコン用のアドレスも転売されることになります。

アドレス収集業者のサイトにアクセスしてしまった

ネット上にはアドレス収集だけを目的に運営されているサイトが山のように存在します。その代表が無料の出会い系サイトです。
無料だから必ずしもアドレス収集業者だとは言い切れませんが、だいたい無料と謳っているサイトは悪質である可能性が高いですし、登録したところでたいしたメリットはありません。
出会い系サイトに限らずメールアドレスなどの個人情報を入力するタイプのサイトは収集を目的としている可能性を疑った方がいいでしょう。
誰もが知っている大手の優良サイト、口コミなどでも評判の高いサイト以外は登録を躊躇した方がいいです。
仮にこういったサイトに登録してしまった場合、迷惑メールを送る業者に複数転売されている可能性が高いので、早急にアドレスを変えるか受信拒否をするなどの対策を講じた方がいいでしょう。

無作為に選んだアドレスにたまたまメールが届いた

ネット上でメールアドレスを登録した覚えがない、周囲にスマホがウイルス感染した人もいないという場合はたまたま迷惑メールが届いた可能性も考えられます。
そんなことあるの?と思われるでしょうが、実はメールアドレスの収集は転売だけに頼っているわけではありません。
そもそもアドレスは英文字と数字の羅列ですから、それを適当に並べ替えて手当たり次第に送りつければどれかにヒットする可能性があります。かなり時間と根気を要するやり方ですが、このような古典的な手法を未だに取り入れている業者も存在しますので、全く身に覚えがなくとも迷惑メールが届く可能性は誰にでもあると言えばあります。
どうしても迷惑メールを回避したい場合は簡単に推測できないような英文字と数字をできる限り長く複雑に組み合わせていただくとより安全かと思います。

アドレスが売られていた

検索エンジンで『メール 販売』などのキーワードで検索をかけていただくと転売業者がずらりとヒットします。
メールの転売はネット上で普通に行われており、数十万件の個人情報がたった数万円程度の金額で売買されています。
大企業の社員が顧客のデータを転売するという事件も度々報道されていますが、ああいう事件の転売先もすべてネット上にある悪質業者だったりします。
メールアドレスの情報さえ知っていれば一般の人でも手軽に転売することができるという無法地帯な状況下である上に、アドレスくらいなら誰でも入手できるため、悪質業者の数も一向に減らない状態となっているわけです。

迷惑メールの代表的なパターン

迷惑メールのほとんどが性的内容を含むもので、興味本位でアクセスすると出会い系サイトに誘導される仕組みとなっています。
基本的には男性向けの誘導内容となっていますが、中には女性向けに作られたものもあるので、性別に関係なく誰でも被害者になりうる可能性があると考えておいた方がいいでしょう。
誘導パターンは純粋に出会い系サイトを紹介するものから一般人が純粋な出会いを装った書き込みまで様々ですが、中には芸能人と偽ってメールしてきてサイトに誘導して課金させるという手口もあります。
また、出会いをチラつかせるメール以外にも

「すぐに100万円稼げるビジネスを紹介します」
「メールに返信してくれるだけで50万円差し上げます」

といった儲け話をエサにメールしてくるケースもあります。
儲け話の中身は副業の紹介、絶対に当たる宝くじがある、お金を振り込んでくれれば倍にして返す、といった美味い話ばかりですが、簡単に儲けられる仕事などこの世には存在しませんし、そんな美味い話があるならわざわざ見知らぬ人に紹介する必要などありません。
それをあえて紹介するということは、やっても稼げないビジネスかその儲け話自体が嘘かのどちらかです。
いずれにせよ、どこの誰かも分からぬ人物からこのようなメールが送られてきたら警戒するようにしてください。

迷惑メールに騙されてはいけない

迷惑メールは様々な角度から人の欲求を突いた内容で刺激してきます。
少し考えればそれが詐欺だと分かることでも、精神的に不安定な状態であったりお金に困っている状況だと人は簡単に騙されるものです。
そして詐欺業者はそんな人の心に隙を狙って攻撃してきます。
迷惑メールを送って受信者が詐欺に引っ掛かれば(お金を振り込む)業者にとってそれが一番好都合ですが、引っ掛からなくてもそれはそれで問題ありません。
迷惑メールの目的は受信者に何らかのアクションを起こしてもらうことなのです。
ここで言うアクションとは

・迷惑メールの中身を見てしまう
・迷惑メールの本文に記載されているURLにアクセスしてしまう
・迷惑メールに怯えてしまう
・迷惑メールを信用してしまう
・迷惑メールが気になってしまう

といったことが挙げられます。
上記2つの項目以外は具体的に何らかの行動を起こしているわけではありませんが、どれも迷惑メールが原因で心理状態に変化が生じています。
これを放置しておくと、迷惑メールがくるたびに気持ちが乱れてしまったりメールの存在が気になって仕方ないという状況に陥りかねないので、今は問題なくとも今後行動を起こす可能性が高くなります。業者はそれを狙っているのです。
迷惑メールが送られている時点であなたのアドレスは既に業者に知られているわけですから、今回たまたま引っ掛からなかったとしてもアプローチを変えて攻めていけば騙されてしまう確率がぐんと高まります。
では、被害に遭わないためにはどうすればいいのでしょうか?
答えはとても簡単です。

・メールを開かない
・メールを読まない
・メールを気にしない

この3つを守っているだけでOKです。
既に前項でもお伝えしましたが、世の中そうそう美味い話などありません。仮にあったとしてもそんな美味い話をなぜわざわざ見知らぬ人間に知らせる必要があるのでしょうか?
それは知らせなければいけない理由があるからです。
知らせる理由とはなんなのでしょうか?
それを知らせなければ相手にメリットがないからです。
そう考えていくと自ずとその内容がデタラメであることが分かると思います。
また、あなたが何かしらの反応を見せると業者はそのアドレスがアクティブなものであると判断し、益々迷惑メールを送り付けてきます。
しつこく迷惑メールを送ってくる業者の中には『配信停止はこちら』とか『退会下記URLから』とご丁寧にもメールの下層部に設置してあります。
しかしこれもすべて罠です。
そもそも迷惑メールを一方的に送りつけてきているのは業者の方ですし、こちらは登録した身に覚えもないわけですから『退会』とか『配信停止』の手続きをすること自体がおかしいのです。
ちなみに指定されたURLにアクセスするともちろんそこは迷惑メールとは全く関係のない出会い系サイトや懸賞サイト。サイトに飛んだ時点で自動登録させられる場合もありますが、誘導されるだけのパターンもあります。
いずれにしても迷惑メールが送られてきた時は開かない、読まない、反応しない、これさえ徹底していればまず被害に遭うことはありませんし、それ以上状況が悪くなることもありません。

パソコンにもウイルス対策を

スマホが乗っ取られて電話帳を盗み取られるという症状については既に上でご説明しましたが、これはパソコンでも同様のことが起こる可能性があります。
そしてウイルスが侵入してパソコンが乗っ取られてしまったら、あなたの意図していないところで自分が加害者となってしまう場合もあるのです。
というのも、ウイルスが一度パソコン内部に侵入するとパソコンに入っているアドレスに片っ端から迷惑メールを送り付けていくのですが、この迷惑メールの送信者があなたということになってしまいます。
つまり、全く知らないところで勝手にあなたのパソコンからあなたのメールアドレスで迷惑メールが大量に配信されてしまうというわけです。
こうなると、あなたがメールを送ったという証拠が残ってしまいますので、迷惑メールが送りつけられるより面倒な事態になってしまいます。
そうならないためにもセキュリティ対策は必ず行ってパソコン共々最新の状態にしておく必要があります。

まとめ

迷惑メールがあまりにも悪質かつ大量に送られてくるという場合はメールアドレスそのものを変更するか、セキュリティソフトを使って受信送信の一切を拒否するという選択もとれますが、中にはメインのアドレスなのでそう簡単には変更できないという方もいらっしゃるでしょう。
そういう時は、迷惑メールが大量に送られてくるかもしれない、という事態に備えてメインで使用するアドレスとは別にサブアドレスを用意しておくことをおすすめします。
サブアドレスならば迷惑メールが送られてきても変更するか破棄すればいいだけのことですし、無料のフリーメールなら作るのも簡単なので手間もかかりません。
アドレスの収集業者はあらゆる手段を使って私たちの情報を取得しています。
その手法はサイト登録時のアドレス登録や転売だけには留まらず、様々な角度からアドレスを探し出しランダムにメールを送りつけてきます。
インターネットを使用している以上、メールアドレスが外部に漏れないよう完全に守りきることは難しいですが、利用者自身が正しい判断のもとでインターネットを使用すれば詐欺も未然に防ぐことができるはずです。
大量の迷惑メールが送られてきても反応を示さないこと。そして人間の欲求を上手く利用した美味しい話や性的な誘惑にはくれぐれもご注意ください。