出会い系サイトの攻略法

2017.05.18

出会い系サイトでじわじわ増え続ける結婚詐欺の手口

婚活ブーム到来により本気で恋愛や結婚を考える男女が増えてきました。
合コン、街コン、婚活パーティーなどなど。出会いを探す手段はいくらでもありますが、その中でももっともスタンダードな方法として位置付けられているのが出会い系サイトを利用することです。
出会い系といえば遊び半分で利用するもの、セックス目的のユーザーが多いという印象がまだまだ定着していますが、中には本気で恋人を探そうとしているユーザーもいます。
今回ご紹介する結婚詐欺は、そんな真剣なユーザーを食い物にし、さらりと大金を騙し取っていく悪質な詐欺師です。
結婚詐欺なんて出会い系にいるの?と疑問を持つかもしれませんが、出会い系は結婚詐欺師にとってカモを探すのにうってつけの場所。結婚相談所なんかよりずっと利用しやすく男性を釣りやすいサービスなんです。
では結婚詐欺師の手口と見分け方について解説していきましょう。

1、結婚詐欺とは

そもそも結婚詐欺とはどういう詐欺のことを指すのでしょうか?
結婚詐欺と恋愛商法がごちゃごちゃになって同じように解釈している人もいますが、結婚詐欺とは結婚することを匂わせておきながら大金を騙し取る手口のことを言います。
一方、恋愛商法とは相手の好意を利用して言葉巧みに誘導し、高額商品を購入させる、もしくはお金を借りて返さないといった手口のことを言います。
どちらも金銭を騙し取ることに違いはありませんが、「結婚」という言葉を利用するかしないかの点が大きく異なると考えていいでしょう。
この結婚詐欺、実は婚活ブームを機に手口もだんだん巧妙化して結婚詐欺かどうなのかすら被害者自身も判断できないまでに複雑化しています。
例えば、デート中に「財布を忘れたからお金を貸してほしい」と言って男性にデート代を立て替えてもらいそのまま逃げるというメシモクレベルのようなものから、結婚の話が出た途端に様子がおかしくなって「実は借金があるの」と告白し、男性からお金を騙し取りそのまま行方をくらますという詐欺レベルのものまで様々です。
既にお伝えしたとおり、結婚詐欺は結婚を前提に相手を信用させて近づいていくので、男性は「将来結婚するならお金を貸してもいい」という気持ちだけで行動してしまいがちです。
また、借用書などの文書が残っていなければ結婚詐欺として立証することはほぼ不可能なので、後から被害に気付いても泣き寝入りせざるを得ないのです。
「結婚しよう」という口約束だけじゃなく、婚約の証明となるような証拠が残っていれば(式場を予約する、婚約指輪を購入するなど)婚約破棄として訴えることもできますが、詐欺師たちはその点も踏まえて行動しているので証拠となるようなものは残さず金銭を騙し取ります。

2、結婚詐欺師の接触方法

では結婚詐欺師たちはどのような手口を使って男性を騙すのでしょうか?
ここまで何度か「結婚」という言葉をエサに近づいてくると説明しているので、「結婚願望がない人なら騙されないんじゃない?」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
結婚願望があろうが無かろうが騙される人は騙されます。下心丸出しで出会い系を利用している人でも騙されてしまう例はたくさんあります。
むしろ下心があるから、と言った方がいいでしょうか。
「自分は絶対大丈夫」「騙されるはずがない」と自信たっぷりの人は一番危険です。
自分の直感を過信しすぎると盲目になりますから、疑いの目を持つことはとても大切なんです。
さて、少し前置きが長くなってしまいましたが、本題に入りましょう。
詐欺師は基本的に出会い系サイトを通じて接触してきます。
リアルからの出会いは効率が悪すぎますし、複数の人間に同時にアプローチを行えないので手間がかかります。
あと、出会い系は結婚相談所や婚活パーティーと比べて書類審査が緩いので潜り込みやすいというメリットもあります。
ただ、どんな出会いの場であろうと第一段階は見た目。特に出会い系では写真がすべてです。
写メしか見ずにメールを送っている男性も結構いると思いますが、こういうタイプの人は詐欺師の罠にはまりやすいです。
出会い系ではとにかく顔さえ良ければいくらでも男性を釣ることができるので、詐欺師は見栄えのいい写真を使うことが多いです。
しかし、実際に会った時にガッカリされては身も蓋もありませんから、リアル感のある写真(旅行に行った写真、どこかで食事している写真、食べ物の写真など)を使うようにしているはずです。
この方が実際に活動している女性っぽいですし、写真から私生活が垣間見えて親近感も沸きますよね?
これが詐欺師の狙いです。
あまりにも綺麗すぎる写真は高嶺の花に見えて逆に男性から倦厭されてしまいます。そして何よりも嘘くさいです。
プロが撮ったような写真を使うのはネットワークビジネスとか業者の手口です。
詐欺師はそんな下手なやり方はしません。
また、プロフィールも100%嘘を書いているわけじゃなく、半分本当で半分嘘の内容で固めています。
全部嘘に塗り固めると誰にどんな嘘をついたのか分からなくなってしまいますし、そもそも嘘で作られた話には信憑性がないのでどこかで必ず欠陥が生まれます。
そこから疑問を持たれるようになったら騙せるものも騙せなくなってしまうので、半分本当のことを言って現実味を持たせるのです。
正直、出会い系でやりとりしている段階で相手の嘘を見破ることはかなり難しいです。
というより相手が詐欺師なのか本当に活動している女性なのか見極めることができない、と言った方が正しいでしょう。
しかしこれも、実際に会ってデートを重ねていけば相手の本性も分かるようになりますし、嘘をついていれば話の矛盾で何となく察知できるはずです。
デートを重ねた分の時間を取り戻すことはできませんが、この時点で女性の嘘を見抜くことができれば被害には合わずに済みます。

3、結婚詐欺師の特徴

当然と言えば当然かもしれませんが、結婚詐欺師は男性から見てとても魅力的です。
この魅力というのは容姿が秀でているとか色気があるといった部分だけに偏りがあるわけじゃなく、女性としてのトータルバランスが整っていると言った方がいいかもしれません。
男性が求めるような女性らしい優しさ、謙虚さ、話題の豊富さ、男性を立てる気遣い、女性らしい魅力、そのすべてがパーフェクトに揃っているということです。
つまり男性から見て「どうしてこんな人が出会い系を利用しているの?」と感じるような女性は非常に怪しいということです。
そして「どうしてこんな人が?」と思うような魅力的な女性が積極的にあなたにアプローチしてきたら頭の警報を鳴らしてください。
結婚詐欺師に引っ掛かる人は、だいたいこの時に「自分って意外にモテるんだ!」と勘違いする人、恋愛に不慣れで女性の扱いに慣れていない人、すぐ人を信用する、思い込みが激しくのめり込みやすい、相手のペースに流される、自意識過剰などです。
結婚への意欲があるなしに関わらず、こういうタイプの人は詐欺のターゲットにされる危険性が極めて高く、また一度ターゲットにされるとズルズルめり込んでいきます。
詐欺師は一度ロックオンすると早い段階で恋人関係になろうとします。
話がトントン拍子に進んでいくことが特徴で、相手を信頼させるためにあらゆる手を使って親密な関係になろうとします。
出会い系は女性優位で長く続けていても上手くいかないという男性はとても多いです。そんな時に魅力的かつ積極的な女性が現れたら誰でも好意を持ってしまうでしょう。
しかし、これこそが詐欺師の罠。男性の焦りやネガティブ精神をうまく利用しているだけなのです。

4、最初はわずかな金額から

お付き合いが始まってしばらくの間は何事も無く順調に進んでいくのですが、2~3ヵ月を過ぎた辺りから少しずつ様子が変わってきます。
「実は今月の携帯代が払えなくて……少し貸してくれると助かるんだけど」などの理由をつけて男性から金額を借りるようになります。
1~2万円程度の金額なので男性もそこまで警戒することはないかもしれませんが、これは大金を騙し取るための様子見に過ぎません。
ここで「お金の貸し借りはできないよ」と断る男性であれば詐欺師は即撤退します。そのようなターゲットに時間を割くだけ無駄ですからね。
なので、お金の話をして相手がどのような反応をするのか詐欺師は確かめているのです。
ここでお金を貸してしまうと第一関門クリアということで、詐欺師は第二段階に突入します。

5、トラブルが発生する

順風満帆な日々が続いていたある日、突然詐欺師からお金が必要になったことを打ち明けられます。
「身内が事故にあってしまい治療代が必要になった。すぐに返すのでお金を貸してほしい」と言ってきます。
必ずしも事故であるとは限りませんが、どんな理由であろと嘘に変わりはないので別の理由を説明してきたからと言って信用してはいけません。
この時に吹っかけてくる金額はだいたい100万円単位からになると思いますが、詐欺師に既に洗脳されている人はお金を払ってしまいます。
「騙される方が悪い」と思う人もいるかもしれませんが、人間の心理状態というのは理屈で説明できるものではありませんし、恋は盲目という言葉があるように恋愛感情に支配されている人は一時的に相手に脳を洗脳されている状態ですから、理解不能な行動をとっても何らおかしくはないわけです。
また、この被害は詐欺師に恋愛感情を抱けば誰の身にも降りかかる可能性があります。

6、あまり会えなくなる

詐欺師にお金を払ってもしばらくは交際が続きます。
しかし、トラブルが発生しているという口実を利用して詐欺師は連絡を控えるようになります。
お金を貸すまでは連絡もマメだったのに電話もメッセージもスルー。
返信がきても2~3日後という状況がしばらく続きます。
詐欺師は同時並行で複数のターゲットに接触するので、一度お金を騙し取った相手のことは二の次。この時既にターゲットは切り替わっているのでメールや電話は無視されてしまうのです。
会える頻度もだいたい月に1回程度。それも数時間で切り上げるという簡単なデートになってしまいます。
これは騙し取った相手のことはもう用済みという意味もありますが、それ以外にもボロを出さないためという理由があります。
以前のような頻度で会っているとトラブルのことについて聞かれたり、お金の返済について迫られる恐れがあり、そこでまた嘘をつく必要がでてきます。
しかし詐欺師は複数人と同時並行しているので、前回ついた嘘を忘れていたり、別の人に話した内容を間違えて言ってしまうこともあるわけです。
こういうボロを防ぐために少しずつ距離を置いていくのです。

7、連絡が取れなくなる

お付き合いの期間はどれだけ長くても1年、早ければ2~3ヵ月です。
それ以上引き伸ばすと相手が結婚を迫ってきたり両親に挨拶したいと言い出したりするので、結婚が具体化する前にフェードアウトする必要があります。
フェードアウトの理由は先ほどのトラブルを例にすると
「事故の後遺症が治らずそのまま帰らぬ人となりました。精神的ショックが大きすぎるのでしばらく放っておいてもらえませんか?」
みたいなメッセージが届きます。
言われた通りしばらく様子見をしますが、待てど暮らせど連絡はきません。それもそのはず、この時既に詐欺師は携帯も変えて家も引っ越しているのですから。
こちらから連絡をしてその事実に気付いた時には何もかもが終わっています。
そして、騙された後で相手が詐欺師であることに気付いても相手に辿り着くのはほぼ不可能です。
なぜなら詐欺師は身元を特定できるような個人情報はすべて嘘で塗り固めているからです。
詐欺師から与えられた情報がそもそもすべて嘘なので、個人を特定したくてもできないんですね。
また、結婚詐欺に遭ったという具体的な証拠がなければ相手の居所を見つけても訴えることはできません。
どれだけ好意を寄せている相手でも相手の素性が分かるまで100%信用するのは禁物です。

8、詐欺師を見分ける方法

ではここで、詐欺師を見分けるための行動パターンについてご紹介します。
詐欺師は詐欺の証拠となるもの、身元を特定できるような情報は絶対に教えません。
それは口頭でも文書でも証拠として残るものは何でも一緒です。
また、デート中や旅先では絶対に写真を撮りたがりません。SNSで公開するなど以ての外。写真は半永久的に残るものですし、ネット上に一度流れたら回収は不可能です。
詐欺師は身元の特定を何よりも恐れています。氏名や住所が分からなくても写真一枚から情報を得られるケースはいくらでもありますし、それが拡散されれば詐欺師は活動しづらくなります。
なので、顔がはっきりと分かるような写真に写ることを拒むのです。
次に、詐欺師はお金の話を必ずと言っていいほど持ち掛けてきます。
財産はいくらある?貯金はどれくらい?といったことを軽く聞いてくる感じですね。
恋人関係ならお互いの貯金額について話すのは普通のことと思うかもしれませんが、これは詐欺師からのジャブなんです。
財産があれば「これくらいは騙し取れる」と頭の中で想像していますし、まったくお金を持っていない人なら「これは時間の無駄」と早々に切り上げてしまうはずです。
また、お金の話をした時の反応を見て「この人はお金の話をした時に警戒心を抱くのか?」を判断しています。
ちなみに、結婚詐欺師は知人や両親はまったく会わせないという情報もよく目にしますが、これは100%正しいとは言い切れません。
というのも、詐欺師は必ずしも単独で行動しているとは限らないからです。
複数の共犯者がいる場合は、友人役、父親役、母親役、と色んな人物に役を振って完全にターゲットを信用させる手口もあります。
このような手口を働くのはかなり大きな詐欺グループなので、ターゲットも大金を引き出せるような人物に絞り込まれると思います。
また絞り込みを行う過程である程度その人物に関して調査されている可能性が高いです。(以前に同じような詐欺に遭ったことがある、出会い系詐欺に引っ掛かってリストに載っているなど)
その情報を基に結婚詐欺を仕掛けられる可能性もあるので、出会い系を利用される際は上記のような手口にくれぐれもご注意ください。